スカーレットの日記ととあるNPCによるスカーレットに関する覚書
投稿日時:2023年1月23日
12月18日 スカーレットの日記
今日借りた本は『君の知らない僕と君』ルノール・アーク著
久しぶりに時狭間に行った。
手が乾燥していてページが捲りにくかったから今度からは店に入っても手袋をはずすのやめようと思った。
文字通り目をキラキラさせた少年になんだか翻弄されてしまった。
名乗ってくれたと思うのだけど、急だったから聞き取れなかった。
何故か一緒に食事をとることになってしまった。
というか半ば奢られてしまいよくわからなかった。
あの世界でお金を稼ぐ方法を聞かれたけどそれも上手く答えられなかった。
知ってることは多分話せたと思うけど、役に立つかはわからない。
あまりあちらで自分の話をしなかったからか、少し発作を起こしてしまった。
調整が必要なのかも知れないので明日は忘れずに先生に報告すること。
別れの挨拶の時に星がどうとか言っていたけど、上手く聞き取ることが出来なかった。
素敵な言葉だったのはおぼえているのだけど。
12月19日 スカーレットに関する覚書
昨日発作に見舞われたらしいので感情に関する調整が必要。
その時の状況は上手く説明が出来ないというかややパニックに陥りかけていたようなので
精神の安定を計るべきだろう。
積極的に人と関わることはあまりしない彼女だがどうやら相手がやたら話しかけてきたらしい
まあ、頭痛程度ですんだのならよい方ではなかろうかと思う。
コミュニケーションを円滑にこなせるほど人格を弄ることも可能だが
そこまで元の彼女を失わせるのは私のポリシーに反するのでやめておく。
私は彼らを怒らせる気も争う気もないのだから。
12月19日 スカーレットの日記
今日借りた本は『星の調べについて』アルフレッド・リエール著
先生に話すことが出来たので一安心。多分、きっと伝わったはず。
昨日の男の子の言葉が気になって星に関する本を借りた。
時狭間に向かう境界を抜けたら雪景色だった。
凍ってたら滑るな、と思ったけど雪はふわふわしていた。
途中で気温がすごく下がったり冷たい風が吹いたりしたけど先生の魔力でどうにかなったみたいだった。
空は月が薄くなっていたから星がよく見えた。
魔力のありそうなものを拾ったから明日先生に診てもらおう。
きらきらしていて、綺麗。
12月20日 スカーレットに関する覚書
時狭間世界に時々危険な場所もあるようだがただの雪の積もる丘で不意に-24℃まで下がるのは如何なものか。
彼の魔法と私の保護がなければ危なかったのではないだろうか。
なるべくその場所のはもう近づかない方がいいとは思うが、まあ危険な目に合ってくるのも面白のではなかろうかと思ったりもする。
姉さんたちの何人かは時狭間世界に出入りしていたりしなかったりだし、いざとなればどうにでも。
その地から彼女が持ち帰ったものは魔力を秘めた物質であの世界固有のもののようではあったが
代替品が作れないものではないほどのものではないのでそのまま彼女に持たせておくことにしよう。
12月20日 スカーレットの日記
昨日借りた本を読み終えてなかったので続きを読む。
天文学に関する話は少し難しいけれどこれでも十分に入門書だと思う。
時狭間に少しだけお邪魔して昨日拾ったものについて聞きに行った。
枝のようなものがクリスタルウッドの枝、丸いものがクリスタルウッドの実で
一つ金貨一枚するらしい。
聞いた瞬間思わずびっくりしてしまったが一先ず持っておくことにした。
あの男の子はこの世界で使えるお金を手に入れられる手段を探していたけど
あの丘は危険かもしれないからもし会うことがあったら伝えなければ。
いや、会えるとは限らないけど、そう
もし会えたらこの前のお礼とお詫びをしなければならない。
メモ帳に色々と書きつけたがまとまらなかった。名前も知らないから言づけもできない。
12月24日 スカーレットの日記
今日借りた本は『罪の果実』リヨン・レイ著
クリスマスイブなので先生から逃げるためにしばらく時狭間世界で過ごそうと思う。
お任せで注文したら見知らぬお菓子を出される。
見た目も綺麗で美味しかったと思う。
偶然か非常勤の、名前をなんといっただろうか。忘れてしまったのだけど大学の人が来た。
妹が地雷と有名な人だ。
今日のような夜は一緒に過ごしていないのだろうかと疑問に思ったけれど何か用事があったらしい。
一年の積み重ねなど彼女らにとっては瞬きに満たない時なのかもしれない。
その節目も大した意味を持っていないのかもしれない。
12月24日 スカーレットに関する覚書
さて、今日はクリスマスイブなのでしばらく可愛がってやろうと思ったら見事に逃げられた。
つれないやつだ。
代わりにイングリッドが来た。……知らないよ、オーレリーがどこ行ったかなんて。
今日は大学にいなかったみたいだし。
1月8日 スカーレットの日記
今日借りた本は『女神の在り方』ルチルメア・ルブルムモーラ著
時狭間世界も今は冬のはずだけれど秋の景色の森にたどりいついた。
木苺がたくさんなっていて、思わず摘んで食べた。
他に不思議な果物のようなものも見つけたので今度マスターに聞いてみよう。
居心地のいい場所だったからまた行ってみたい。
1月9日 スカーレットの日記
今日は昨日の本の続きを読んでいる。
少し読みにくいというか思ったより内容が過激だったので読み進めるのが少し怖くなっている。
秋を通りこして春のような場所にたどり着いた。
薄紅の花が咲いていて夜に照らし出されるようで少し怖かった。
その木の下で酒盛りをしている人たちがいて驚いた。
なんだかあまりよくないものもいたような気がしたのでもうたどり着かないようにしたい。
野苺は美味しかった。
1月20日 スカーレットの日記
今日借りた本は『心の形』ブラウン・ジュドー著
時狭間に行く。
秋のような森ではお金に換えられる木の実がいくつかあるらしい。
あのよくわからない果物のようなものはアケビというらしい。
また今度、明日にでもあの森に行ってみよう。
1月21日 スカーレットの日記
秋のような森であの男の子に会った。
色々あったのだけど
というか私が色々やらかしてしまったのだけど
落ち着いて日記をつけることが出来ないし
とりあえずこれが終わったらもらった木苺をジャムにしよう。深夜だけど。
だって眠れる気もしないし。
・・・わたさなければよかった。
でも最初驚いていたけど喜んでくれたみたい。でもやっぱり
・・・・・
1月22日 スカーレットに関する覚書
スカーレットの様子がおかしい。
普段からおどおどしてはいるが、いつにも増してどうかしている。
心ここにあらずといった様子だったり話しかけるとびくびくしているしため息ばかりついている。
心身に影響がなければいいが…。
投稿者:まじょのひと。